県連50周年記念式典でガッハッハ



オゲ隊は、星をつかんだか??!!

「特に若さの感じられるプロデュースがたいへん爽やかですばらしかった」とほめられ図に乗るオゲ隊の面々

【参加隊員】OGM吉田、OG1海老原、OG2中島、OG3杉浦、OG4宮田、OG5磯、OG6成毛、OG7中村、OG9織田倉、OG0五味田、OG12佐藤、
OG13池野、OG22市川、以下予備隊員・てんぷ隊員→ 永田、横山、ドロンジョ齋藤、薫、美香、吉川Jr.



 ついに県連50周記念式典がやってきた。
 10月初めのWB研修所を含めて、10月はほとんどの土日が、この打ち合わせで過ぎ去っていった。11月になって、最初の土日はほとんど徹夜、 そこでもらった山のようなオーダーがこなしきれず、仕事が終わってからほとんど毎日徹夜の状態で、そして迎えた前日(10日)。
 9時集合は、いつものことながら12時の集合となった。実は隊長から9時集合との連絡を受けたのだが、全員に10時集合と連絡をしておいたのだ。 それでも甘かった。隊長が到着したのは12時。今日も取手は吹雪だったらしい(隊長が遅れるときの言い訳は「取手は吹雪で視界がきかない」なのである。 当然、真夏でもだ。)他のスタッフは杉浦と佐藤を除いて、皆10時に集まった。その間、50周年旗のセットや、式典音楽の選曲、「県連50周年の歩み」のスライド作り等々、 できることをして隊長を待った。この頃、杉浦は大阪から猛ダッシュで水戸に向かって車を飛ばし、佐藤はスカウトとともに山の上にいた。

 ようやく隊長と杉浦がきて、最終のリハーサルに入る。各自それぞれの担当に分かれて、本番さながらのリハが開始された。
 しかし、またいつものようになかなか進まない。途中で止まってしまうのだ。そこでOGE-1海老原副長から「モノイイ」がついた。 「まずは、1回通そう・・・」と。
そして、ようやく第1部、第2部、第3部の通しリハとなった。それから、それぞれのパートに分かれて、より具体的に煮詰めていくのだった。 

「50周年の歩み」の流れを
確認する、隊長・中島・杉浦
照明効果を検討する、中島・
トンズラー成毛・ドロンジョ齋藤
1人おさらいする、緊張のあまり
飯も喉を通らない織田倉。


 さて、それぞれがパート練習をしている間、隊長がどこかに姿を消していた。
 それはさておいて、音楽が決まったところで、再度通しリハを行う。今度は音楽も照明もフラッグチームも全て入って実施する。なかなかまとまってきた。 音楽のタイミング、照明のタイミングもバッチリだ。これで、ようやくゴールが見えてきた。ここで、若干の修正をしている間に、晩飯の時間となった。
 その時、隊長が帰ってきた。なんとバツがわるいことに、隊長の食べられない「肉」、それも「牛丼」だったのだ。そこはオゲ隊、隊長用のキムチも忘れない。 結局隊長は、肉なし汁のみ牛丼とキムチの夕食となったのだ。

 それからが問題だった。食後、副部長の堀江さんが入り、再度の調整を行う。隊長がいなかったのは、3階の事務局で理事たちと式典の最後の打ち合わせをしていたとのこと。 そこで、恐れていたことが起こった。そう、大幅なる修正である。来賓の動向がわかったので、それによる変更だ。これはやむを得ない。 しかし、それも来賓が明日実際に来るかどうかによって、さらに変更があるとのこと。
 たんなる順番の変更だけだったら、対応できるが、それによって時間が大幅に変更になるため、他の予定している出し物に影響がでてしまう。 しかも、明日のそれぞれの部が始まる直前にならないと解らないのでは、短縮ヴァージョンも用意しなくてはならなくなるのだ。今更、そんなことを言われても困ってしまう。 明日、ここを担当するのは五味田だ。明日会場で合流することになっている。まぁ、彼女にはそれへの対応は問題なくできるだろう・・・・が。

 問題なのはこっちだった。そう「県連創立50周年の歩み」だ。 それは、隊長からさらなる指令が飛んだのだった。 「すべて、ですます調にし、子供が解るように作り直せ!!」・・・・と。
 それには、語りの杉浦も、映像の佐藤・池野が驚いた。音楽も当然変更だ。短縮ヴァージョンどころの話ではなくなってしまった。 本番まで12時間を切っている。そう今は午後10時を過ぎているのだ。しかも、中島は前日まで連日の徹夜、杉浦は大阪からの運転、 佐藤は隊集会で山登りのその足でここにきている。そう、みんな疲れ切っているのだ。
 隊長に訴えるが、隊長は頑として首を縦には振らなかった。そもそもこれは隊長が「プロジェクトX〜風にやりたい。」と言い出したところからはじまっている。 そのためにこの数日徹夜してきたのに・・・何とも言えない沈黙があった。そんなとき必ずその場を収めてくれるのが副長・海老原だ。「よし、やるだけやろう!!」。隊長はうなずく。
 次の瞬間、指示が飛んだ。「よし、やることがないヤツは明日の準備をして寝ろ! あとのヤツは死ぬ気でやれ。終了は午前2時だ。それ以上許さん!!」と海老原。 全員が、パッと立ち上がり、それぞれの作業にとりかかった。目指すところは同じ、心も同じ、そう「スカウトのため」。こんなときも「よしっ」で動くのがオゲ隊の素晴らしさなのである。
そして、午前3時、ようやく全ての作業が終了し、床についた。しかし、海老原は・・・・寝ていた。

度重なる変更で、険悪ムードに。
しかし、やるしかない。
スライドの順番を組み直す。
新たに抽選番号の表示もすることに。
なぜかパレードのプラカードも
作っている。はて???





 翌日は、午前6時に起床。顔を洗うために廊下に出ると、そこにはなんとOGE-7が寝ていた。そう、OGE-7中村は、わざわざ岩手の盛岡から出演するため車を飛ばしてきたのだ。 杉浦といい、中村といい。やはり体力で勝負する「マッチョ組」だった。それにひきかえ、今回「なぎら組」は壊滅状態だ。金井は名古屋に転勤だし、村田は展示会だし、牛久の伊藤・大塚は観客になってしまっている。 佐藤と市川しかいないのだ。まずいぞ。しかもOGE-5磯を筆頭に竜ヶ崎組は会場を仕切っているし、6地区指導者養成委員会が演出班をサポートしてくれている。 むむむ、完全に6地区が引っ張っているのだった。

 さて、8時に事務局を出発した。そして会場の「水戸レイクビューホテル」に入る。会場に入って驚いた。予定と全然配置が違うのだ。1スパン分が狭くなっている。 どうも第3部のための準備で、しかたがないらしい。しかも予定外のステージができている。それの撤去から始まった。開演までにリハーサルをやるなんてできなくなってしまった。
 まぁしかも、悪いことは重なるものだ。今回もキャンポリー同様、音楽はMP3にしてパソコンから出力する予定だったが、調整卓の外部入力が1つしかないのだ。 それは映像と共用になっているため、なんと映像出力の時は音楽は出ない・・・・・。それは困る。そこで、担当を呼んで背板を外してもらい間かを覗くが、マイクミキサーのチャンネルの1がラインと切り替えで使えるようになっていた。 他には全くない。最後の頼みで、そこにつなぐが入力インピーダンスの違いで、結局使用できないことがわかった。万事休すであった。 最悪の場合、パソコンを外部スピーカーに繋いで、その音をマイクで拾うしかないか・・・・というところまで考えた。 その時、目に入ったのが、CDのMD複合デッキだった。しかしこのデッキはコンソールのパソコンでコントロールしているので、勝手にはいじれない。 係員が見ていないのをいいことに、デッキを引きずり出し、その入力端子にパソコンからのコードを接続。そしてMDを録音状態にして、音を出してみると、 「やったぁ!!!」。見事に音楽は流れたのであった。この段階で音楽担当の中島は汗だくになっていた。

 そんな中、時間はどんどん過ぎて、全ての準備が整ったのは、開式5分前であった。気持ちを切り替えるヒマもなく、第1部が始まってしまった。

映像チェック、音響チェックOK
照明操作、ピンスポOK
スカウトが飽きてきた。
急遽、杉浦がゲームをする。
最終打ち合わせ
おーい、どこ見てるんだァ・・・

 第1部は、スカウトを対象にした式典「スカウト・アニバーサリー」である。全てが順調に進んでいった。司会はローバー代表の吉川Jr.と鈴木美香。 フラッグ・セレモニー、50周年旗の披露、開式のことば、国旗儀礼、連盟歌、連盟長の挨拶、そしていよいよ「県連50周年の歩み」だ。ナビゲーターの杉浦と佐藤薫が登場する。 照明が落とされ、佐藤のパソコン操作によりスライドが映し出された。音楽が始まり、杉浦の語りがはいった。客席は静かだ。みんな見入っている。戦前編〜戦後復興め県連創立編が終わった。 そこで、三島総長の長女である三島昌子さんが壇上に立つ。そしてご挨拶をいただいた。うれしそうだった。
 今度は、県連創立後の50周年の歩みになる。佐藤薫が進行した。エピソードを杉浦が紹介する。茨城で最初に世界ジャンボリーに参加した人。 茨城の名を轟かせた第1回関東キャンポリーでは、中村が実際にその様子を会場で再現した。オゲ隊の実力を県連行事として最初に出した一昨年のカブラリー、 そして今年のキャンポリーで50周年の歩みが終わり、未来への次の一歩として、来年のジャンボリーのシンボルマーク(吉田隊長のデザイン)でスライドが終わった。
 続いて、50周年の友情リレーの到着式が行われ、21世紀のスカウトメッセージ宣言があり、理事長の挨拶、連盟歌斉唱、国旗儀礼、「弥栄」参照で第1部が終了した。
 会場の設営の後、昼食のおにぎりを食べた。佐藤薫、吉川Jr.、鈴木美香はプレッシャーから解放され、おいしそうにおにぎりをパクつく。 一方では、織田倉が真剣な表情(いや必死の形相)で台本を読んでいる。そう、彼はこの後の第2部の司会なのである。おにぎりをすすめたが、それどころではないらしい。
「県連50周年の歩み」
ナビの杉浦と佐藤薫
ハウディ中村登場
「ハウディ茨城」の再現だ
何度読んでも落ち着かない。
「男は度胸よ」と五味田が励ます。
 第2部は、各団の代表者、県連のOB、招待者等を集めての式典である。司会は五味田と織田倉。開式5分前になって、ようやく来賓挨拶者のリストが届いた。 このタイミングでもOKなのは心強い。

 さて、第2部も順調に進んでいった・・・・・・。来賓挨拶が続く。やっとのことで挨拶が終わった。そこで事件は起こったのだった。 織田倉は重要な中盤を過ぎてほっとしたのであろう、気が緩んでか、来賓紹介の次の「祝電紹介」を抜かしてしまったのだ。五味田に指摘され「失礼しました・・・・」としっかりと挽回するあたりは、 さすが初舞台とは言えオゲ隊一桁ナンバーの貫禄。こういうときは事件が続くのである。次の連盟歌斉唱は、音楽担当の中島が指揮をするので、音出し操作を成毛と海老原にお願いした。連盟歌が終わって、 壇から降りようとした時、次の曲が始まってしまったのだ。「でーっっっ!!」急いで戻って音を止める。しっかりと止め方を伝えたつもりだったが、どうもそれは「つもり」だったらしい。
 そんな些細な事件(そう、これは些細なことなのだぁ!!)はあったが、第2部も無事に終了した。終わった時のあのうれしそうな織田倉の顔は今まで見たことがない。

 さてさて、続く3部は、祝賀会である。立食パーティ形式である。
 これは形式ばったものではないから、司会の五味田も、進行役の杉浦も水を得た魚のように、生き生きと進めていった。 残りのスタッフも、音楽と照明と映像の3人以外はもうほとんどやることもないので、一緒になって楽しみながら進行の手伝いをし、そして、ちゃっかりと&しっかと食事をしている。
 そんなところに吉田隊長から指令がきた。「絶対にプロジェクトXをやる。進行をどんどん進めろ、時間を確保せよ!!」と。隊長・海老原・杉浦・中島・佐藤がアイコンタクトで確認する。 実行のタイミングは地区の抽選が全て済んだ時だ。そのときに時間がなかったらボツとなってしまう。照明の成毛、抽選の織田倉、司会の五味田にも伝令が走った。杉浦の進行が早くなった。織田倉が当選者を素早くさばく。抽選が終わった。 佐藤がスライドを確認する。成毛の手が照明スイッチにかかる。 海老原が隊長を捕まえ連れてくる。「よし」五味田に合図が送られる。五味田のアナウンスで参加者が注目する。マイクを隊長に渡され前振りが始まる。 杉浦が定位置に立つ。成毛が照明を落とす。佐藤が画面をクリックしスライドが映され。中島が間髪を入れずに音楽を流す。 そうして「県連創立50周年の歩み 〜創立編〜」が始まった。
 音楽が、中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」に変わった頃から、参加者のざわめきが徐々に小さくなっていった。1人また1人と画面に見入っていく。 ・・・・・・・・そして終わったとき、会場は万雷の拍手で埋まった。
 続いて、ABBAのダンシング・クィーンの曲に乗って登場したのは、知神、八城、柏原のコーラスグループ。拍手に迎えられての登場だ。3人とも緊張している。 が、拍手がいつのまにか笑いに変わっていった。3人ともキョトンとした顔をしている。参加者の視線を追ってスクリーンを見た瞬間、3人とも大笑い。 そこにはオゲ隊のいたずらで「ABBA」の最初の2文字をアニメでひっくり返して「BABA」と出していたのだ。もちろん製作は佐藤。 後で聞いた話だが、この「BABA」によって緊張が一気に解けて、のびのびと歌えた・・・とのことでした。はい。
 そうするうちに、第3部も無事に終わり(東京連盟の吉田理事長・・・にまたしてもやられたけれど・・・)、急いで撤収となった。ほとんど余韻を感じる間もなく、県連へ戻ったのだった。 みんなで力尽きて1階のロビーに座り込んでしまった。そして解散、それぞれ家路につくのであった。
ほんとにおつかれさまでした。




 後日、吉田隊長から・・・・・
「昨日三島先生の所に御礼の電話を入れたら、逆に御礼を言われ、茨城県連盟の様な心温かい県はない、と言われました。 プログラム、ネッチ、等を神棚に上げているそうで、母(三島夫人、純さん)にも報告を致したとの事です。 そして私を呼んでくれた事、またあの様な演出をされた貴方には感謝致している、とお褒めの言葉を頂きました。 それとあのスライドはプロが作られたのですか?と聞かれたので、あの指揮をした漫画チックの顔の男が作ったといったら、プロですね!と言って誉めていました。 それと三島先生曰く、もっとスカウトに見せたかったでしょう、と。我々の意図は、解る人には解るんだ!と意を強くしました。 でも本当にもっと多くのスカウトに見せたかったですね。是非何かの機会であれを生でもう一度スカウトの前でやる事を考えます。とにかくあれを見ながら一杯やりたいですね。」・・・と報告がありました。

そして12月8日の打ち上げへと続くのであった。



第1部の指揮者はOGE-22市川。 照明チーフはOGE-6成毛。
まかしとけって!!
映像チーフはOGE-12佐藤
「BABA」はボクの責任です!??
第1部、用意した椅子じゃ足りなく
急遽100脚追加しました。
昼食のおにぎりを食べてます。
カメラを向けられるとつい・・・
こっちも同じです。
カメラを向けられるとつい・・・
副長と副長秘書
主従関係どっちが主人??
佐藤&佐藤
「何してるの?」「食べる?」
第3部。出番を待つスタッフ。
「乾杯!!!」
仕事の後の酒は格別!!
会場担当の磯です。永田です。
今日はお客の伊藤です。
スタッフ一同「許せん!!」
「俺の胸の方がすごい!!」
「私の方がもっとすごい!!」
なんのこっちゃ。
「ABBA」でなく「BABA」です
「オゲ隊め、後で覚えてらっしやい!!」
私が←の仕掛け人の佐藤です。
佐「ホントは中島さんの命令です!!」
こんな芸しかできないけど
私もオゲ隊に入りたいよ〜!!
「杉浦さん、あーん!!」
「そこは鼻なんですが・・!」
また変な顔しちまった。
何言ってンの地でしょ。ねー!!
岩手からはるばるきました。
よし、永久OGE-7を与えよう!!
俺の出番が少ないようなんだけど。
秘書の私がいるじゃないの!
↑上写真左端の父です。
お願いだから俺より上のOGE番号に
しないでよね。(BY 末席)



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